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チャートが右肩上がりの投信は(投信ランキング)

2019/10/17 12:00
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できるだけ値下がりせずに、長期にわたってコンスタントに上昇を続けるファンドが欲しい――。投資信託を選ぶ際には多くの人がそう願うに違いない。そこで基準価格の年間下落率が小さく、チャートが長期で右肩上がりのファンドを抽出してみた。結果は上位10本すべてが国内債券型で、基準価格のブレ(リスク)が小さい分だけリターンも限られた。これらのファンドはほとんど利息が付かない預貯金の代替商品とみなされてきたが、これから買うなら長期金利の動向には目配りが必要だ。

運用期間が15年以上の公募株式投信(ETF、DC・ラップ専用、毎月分配型などを除く)を対象に、過去15年の累積リターンがプラスで、かつ15年にわたって前の1年に比べた時の累積リターンの減少率が3%以下だったファンドを選び、15年リターンが高い順に並べてみた。運用期間を15年以上としたのは、あらゆる資産価格が大幅下落したリーマン危機時の下値抵抗力を確認するためだ。

上位をすべて国内債券型が占めたのは、リーマン危機後のすう勢的な国内金利の低下(債券価格は上昇)を反映している。一方で金利水準は歴史的な低水準が続いているため、リターンも限定的だった。リスクとリターンは二律背反なので、あまり値下がりしないで大きなリターンをもたらすファンドを望むのは、ないものねだりに近い。

1位と2位を占めた明治安田日本債券ファンドとDLIBJ公社債オープンは、いずれもアクティブ運用の国内債券型投信。過去15年にわたってインデックス型を上回る好成績を上げてきた。15年間のリターンは年率換算で1.8%程度にとどまるが、リーマン危機時の基準価格の落ち込みも小さく、チャートはほぼ右肩上がりの形状だ。

上位10本のうち4本はインデックス型だった。連動する指数はいずれもNOMURA-BPI総合で、運用成績にさほど大きな差はなかった。あえてこの中から選ぶなら、リターンが最も高く信託報酬が安い三井住友・日本債券インデックス・ファンドが無難だろう。

債券型ファンドの大敵は金利の上昇(債券価格の下落)だ。日本では日銀が長期金利の上昇を抑える政策を続けているうえ世界景気も減速気味で、足元では長期金利の大きな上昇を予測する向きは少ない。ただ、ここからの金利低下余地も限られるだけに、国内債券型投信にこれまでのような成績を期待するのは難しいかもしれない。

(QUICK資産運用研究所 北澤千秋)

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