2019年6月18日(火)

反発か 米株高で心理改善(先読み株式相場)

2019/5/15 8:24
保存
共有
印刷
その他

15日の東京株式市場で日経平均株価は8営業日ぶりに反発しそうだ。米中貿易交渉への懸念が後退したとして前日の米株式相場が上昇しており、投資家心理が改善しやすい。令和に入ってから日経平均は1000円以上水準を切り下げているため、自律反発を見込んだ買いも相場の支えとなりそうだ。市場では日経平均が前日終値(2万1067円)を200円近く上回る2万1250円が上値のメドになるとの見方があった。

14日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比207ドル高の2万5532ドルで終えた。米政権が6月に米中首脳会談の開催を検討するなか、トランプ米大統領が中国との協議進展に前向きな姿勢を示しており、投資家心理のさらなる冷え込みはひとまず回避された。

大阪取引所の夜間取引で日経平均先物6月物は2万1150円と、14日の清算値の2万1030円を120円上回った。15日早朝の外国為替市場では円相場が1ドル=109円台後半で推移するなど、このところの円高・ドル安進行の勢いは一服している。輸出採算が悪化するとの警戒は後退しやすく、景気敏感株を中心に買いが入るだろう。

日経平均は4月25日(2万2307円)から前日までに1240円あまり水準を切り下げた。東証株価指数(TOPIX)の予想PER(株価収益率)は14日時点で13.34倍と、2月8日(13.09倍)以来およそ3カ月ぶりの水準に低下するなど相場全体に割安感が出ており、自律反発狙いの買いが入りやすいことも支えとなる。

東京市場の取引時間中には中国で4月の工業生産高や固定資産投資、小売売上高など経済指標の発表が相次ぐ。中国景気の先行きに関心が高まるなか、指標の改善が続けば日本株相場に追い風となりやすい。

国内では主要企業の決算発表が続く。15日の取引終了後には日本郵政(6178)など郵政3社のほか、三菱UFJ(8306)や第一生命HD(8750)など金融大手が決算を発表する。米国では4月の小売売上高や5月のニューヨーク連銀製造業景況指数などが発表される。

〔日経QUICKニュース(NQN) 末藤加恵〕

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報