2019年9月18日(水)

NY株、一時630ドル超下落 金融や石油株が下げ主導

2019/8/15 0:43
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【NQNニューヨーク=滝口朋史】14日午前の米株式相場は一段安となっている。ダウ工業株30種平均は前日比の下げ幅が一時630ドルを超えた。世界的な景気減速懸念が一段と強まったうえ、米景気に後退の兆しが出たとの見方から資本財など景気敏感株を中心に売りが膨らんでいる。原油先物相場の下落や米長短金利差の縮小を受け石油株や金融株が売られているのも指数を押し下げている。

朝方の米債券市場で10年物の米国債の利回りが一時1.57%まで低下し、2年物の1.59%を下回った。逆転は2007年6月以来ほぼ12年ぶり。景気が悪化し物価低迷が長期化するとの市場の見方を反映していると受け止められ、米景気が後退局面に入る兆しとの観測が広がった。利ざや悪化懸念でゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなど金融株に売りが膨らんだ。

中国の7月の工業生産が市場予想以上に伸び悩み、ほぼ10年半ぶりの低水準になった。ドイツの4~6月期の実質国内総生産(GDP)速報値は3四半期ぶりにマイナス成長になった。世界経済の先行き不透明感が一段と強まった。週間の米原油在庫が市場予想に反して増加したこともあって原油先物相場が4%あまり下げ、エクソンモービルやシェブロンなど石油株も売られている。

景気や相場の不透明感の高まりを受けて別名「恐怖指数」と呼ばれ、米株の予想変動率を示す変動性指数(VIX)は2割あまり上昇し、22台に乗せた。20を超えると不安心理が高まった状態とされる。変動率を参照して自動的に資産配分を決める「リスク・パリティ戦略」をとるファンドなどの機械的な売りも巻き込んでいるとみられる。

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