2019年8月18日(日)

米10年債と2年債の利回りが逆転 30年債は過去最低

国際・アジア
2019/8/14 22:31
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【NQNニューヨーク=松本清一郎】14日朝の米国債市場の時間外取引で10年債と2年債の利回りが一時、12年ぶりに逆転した。米中貿易摩擦を受けて世界景気の減速懸念が強まり、金融緩和が長引くとの見方から長期債が買われやすくなっている。10年債と2年債の利回り逆転は景気後退の前触れとされる。超長期債の米30年物国債も買われ、利回りは一時2.01%まで下げて過去最低を更新した。

利回り逆転を嫌気して株も売られている。米株式市場の14日朝の取引で、ダウ工業株30種平均先物は前日比400ドル強下げる場面があった。利ざや縮小につながるとの見方から時間外取引で銀行株が売られており、現物のダウ平均も大幅安で始まりそうだ。

14日の午前8時前、10年債の利回りが1.57%、2年債の利回りが1.59%を付ける場面があった。満期までの物価上昇などのリスクを織り込むため、通常は償還までの期間の長い債券の方が利回りは高い。ただ、先々の景気悪化リスクが強まり、金融緩和や物価低迷が長期化するとの見方が広がれば期間の長い債券がより買われやすくなる。

米国の10年債と2年債の利回りが逆転したのは2007年6月以来。当時は信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題をきっかけに住宅市況が悪化。米景気の減速基調が強まり、米連邦準備理事会(FRB)による利下げ観測が高まっていた。

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