2019年7月22日(月)

経常黒字5年ぶり減 18年度19兆4144億円、原油高響く

2019/5/14 10:25
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財務省が14日発表した2018年度の国際収支状況(速報)によると、海外との総合的な取引状況を示す経常収支は19兆4144億円の黒字だった。比較可能な1996年度以降で黒字となるのは23年連続だったが、黒字額は前年度から12.4%減少した。黒字幅が前年度から縮小するのは5年ぶり。貿易収支の黒字幅が縮小したことが響いた。

貿易収支は7068億円の黒字だったが、黒字幅は前年度に比べ3兆8328億円(84.4%)減少した。原油価格が円ベースで26.2%上昇し、輸入額が8%伸びた。一方、輸出額は2.6%の伸びにとどまった。

一方、海外子会社からの配当を含む第1次所得収支は21兆652億円の黒字と、前年度から黒字幅が3.9%拡大した。海外子会社からの配当金など直接投資収益が過去最大となったことが寄与した。

東京港のコンテナ

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サービス収支は6378億円の赤字と、前年度に比べて赤字幅が1812億円拡大した。訪日外国人の増加を背景に旅行収支が2兆4890億円の黒字と過去最高となったものの、輸送収支で赤字幅が拡大したことが影響した。

同時に発表した3月の経常収支は2兆8479億円の黒字だった。57カ月連続の黒字となったが、前年同月に比べると黒字幅は10.6%減少した。中国を含むアジア向けの輸出額が減少するなど、貿易収支で黒字幅が縮小したことが影響した。

貿易収支は前年同月に比べ4割超減少し、7001億円の黒字だった。第1次所得収支は2兆564億円の黒字、サービス収支は3451億円の黒字だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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