2019年7月23日(火)

☆今日の株式 上値重い、半導体の業績先行き不透明感で 地政学リスクも

2019/6/14 8:43
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14日の日経平均株価は上値が重そうだ。米利下げ観測を追い風に13日の米株式相場は上昇しており、日本株の支援材料になるだろう。ただ米半導体の低調な決算を受け、ハイテク関連には業績の先行き不透明感を嫌気した売りが出そうだ。中東ホルムズ海峡付近で2隻の石油タンカーが攻撃を受けたと伝わり、地政学リスクが意識されるのも重荷となる。日経平均は前日終値(2万1032円)を小幅に上回って始まった後、下落に転じる可能性もある。

13日の米ダウ工業株30種平均は3日ぶりに反発し、前日比101ドル高の2万6106ドルで終えた。5月の米輸入物価指数が5カ月ぶりに前月比で下落した。インフレ圧力の鈍化で米連邦準備理事会(FRB)が利下げに動くとの観測が強まり、株に資金が向かった。

日本時間14日朝のシカゴ市場で日経平均先物9月物は2万0990円と、13日の大取清算値を50円上回っている。米株高を手掛かりに日本株には買いが先行しそうだ。

もっとも上値は限られそう。米半導体ブロードコムが13日に発表した2019年2~4月期決算で売上高は前年同期比10%増の55億1700万ドルと、市場予想に届かなかった。地政学的な不透明感を理由に19年10月期通期の売上高見通しを下方修正し、同社株は時間外取引で急落。エヌビディアなど他の半導体株も時間外で下落しており、東京市場では東エレクアドテストなど半導体関連株に売りが出るだろう。

日本時間13日にホルムズ海峡付近で日本の船舶を含む2隻のタンカーが攻撃された。ポンペオ米国務長官が「イランに責任がある」と主張しており、中東情勢が悪化するとの警戒感も投資家心理に重荷になるだろう。13日のニューヨーク市場では原油先物相場が大幅に上昇しており、鉱業など資源関連株には買い材料になりそうだ。

国内では株価指数先物・オプション6月物の特別清算指数(SQ)算出がある。中国では5月の工業生産高、小売売上高や1~5月の固定資産投資が発表になる。米中貿易摩擦が激化した影響がどの程度出ているかを見極める上で、重要視されている。米国では5月の小売売上高や鉱工業生産、6月の米消費者態度指数が公表される予定だ。

〔日経QUICKニュース(NQN) 田中俊行〕

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