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南ア株が過去最高値 資源高と米低金利追い風

世界株番付

南アフリカの株式相場が堅調に推移している。ヨハネスブルク証券取引所(JSE)に上場する上位企業40社で構成する「FTSE/JSEトップ40」指数は7日、過去最高値を更新した。国際商品市況の回復で、資源国である南アの株式に注目する投資家が増えている。

南ア株が明確な上昇基調に転じたのは6月だった。中東を巡る地政学リスクの影響で原油高が進んだ。南アは産油国ではないが、「資源国の景気回復を織り込む一環で、南ア株にも投資家の資金が流入した」(第一生命経済研究所の西浜徹氏)。国際商品の総合的な値動きを示すロイター・コアコモディティーCRB指数も6月に今年の安値を付けた後、上昇が続き約9カ月ぶりの高水準で推移している。

米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースが緩やかになるとの見方も南ア株の追い風だ。トランプ米大統領は2日、次期FRB議長にパウエル理事を指名した。金融引き締めに慎重な「ハト派」とされる人物で、米長期金利の先高観は後退している。米金利上昇は新興国のドル建て債務の増加や投資マネーの逆流を想起させるが、そうした警戒感は薄れている。

もっとも南ア経済の先行き不透明感は根強い。歳入減が響き財政赤字は国内総生産(GDP)比で4.3%と当初予想から悪化する見通しだ。ノムラ・インターナショナルは「格下げリスクが意識され、通貨安が加速する」と指摘する。

市場では「低金利と景気拡大が両立する『適温相場』が壊れる際は、南ア株が新興国のなかで最初に崩れる」(西浜氏)との声も出ている。〔日経QUICKニュース(NQN) 田中俊行〕

先週(6~10日)の世界の株式市場では、ドイツなど欧米株が上げ一服となった。企業業績の減速懸念や政策の不透明感が、投資家の利益確定売りを誘った。ロシアなど資源国株の一角やアジアの主要株は上昇した。

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