【NQNニューヨーク=森田理恵】米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は13日、米ワシントンの会合であいさつし「金融の安定化に対するリスクには常に注意を払っていく」と述べた。「世界景気は過去10年で初めて力強く回復している」と指摘。「我々が直面する困難は常に変化するが、FRBが取るべきアプローチは変わらない」として、金融政策の緩やかな正常化を続ける方針を示した。
市場では、直近の株価急落を踏まえた発言だと受け止められている。
金融危機後に導入された金融規制については「政策ができる限り効率であることを確保する」と述べつつ、規制の中核は維持する姿勢を示した。
パウエル議長は5日に就任した。13日はワシントンで家族や友人を招いて宣誓式を開き、あいさつした。