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任天堂、どこまで走れる「マリオラン」 買い切り型で注目

人気ゲーム「スーパーマリオ」シリーズ初のモバイル版「スーパーマリオラン」(C)任天堂

任天堂は15日、米アップルのスマートフォンiPhone向けゲーム「スーパーマリオラン」を配信する。14日の任天堂株は続落して始まったものの、新作ゲームへの市場の関心は根強い。同作は主要スマホゲームでは珍しい「買い切り型」で、追加の課金がない。こうしたビジネスモデルがどれだけ収益につながるかも焦点となる。

マリオランは序盤の数ステージは無料で遊べるが、1200円を払えば全てのコンテンツが楽しめる。従来型のスマホ向けゲームで多かったくじ引き方式の「ガチャ」などへの追加課金の仕組みはない。任天堂のキャラクターが登場するスマホ向けゲームでは「ポケモンGO」が世界中でヒットした。新作もそれに続くか、識者に聞いた。

SMBC日興証券の前田栄二シニアアナリスト

マリオランの課金率(利用者のうちお金を払った人の比率)は15~20%と、追加課金ありのゲームの倍程度になるとみている。この前提で売上高300億円~400億円、営業利益100億円~140億円程度の貢献が見込める。

課金率が想定を上振れれば任天堂の収益にプラスなのはもちろん、「買い切り型」というビジネスモデルが成り立つという証明にもなる。ゲームアプリのビジネスが広がり、ゲーム業界にも朗報となるだろう。

カドカワの浜村弘一取締役(ゲーム情報誌「ファミ通」元編集長)

ヒットするかの予想は立てづらいが、任天堂が持つ知的財産の強さを証明した「ポケモンGO」がひとつの尺度になる。認知度が高いマリオというキャラクターの力で、ポケモンGO並みのダウンロード数を達成する可能性がある。マリオランは買い切り型のため、課金を前提にダウンロードするユーザーが多いと考えられる。一般的なスマホゲームに比べ課金率は高くなるだろう。

「パズル&ドラゴンズ」など一部の作品による寡占化が進んでいたスマホゲーム市場で、ポケモンGOは普段ゲームをあまりやらないライトユーザー層を取り込んで成功した。マリオランも買い切り型の成功モデルを打ち立て、ゲーム市場を変える役割を期待したい。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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