2019年2月16日(土)

16年の企業倒産件数、26年ぶり低水準 東京商工リサーチ

2017/1/13 14:35
保存
共有
印刷
その他

民間調査会社の東京商工リサーチが13日発表した2016年の全国企業倒産件数は、15年比4%減の8446件だった。8年連続で前年を下回り、1990年以来26年ぶりの低水準となった。金融機関が中小企業に対して、返済計画の変更要請に柔軟に応じていることが倒産件数の減少につながっている。「景況感の改善で企業の財務状況も改善の兆しがみられる」(東京商工リサーチ)という。

産業別では全10業種の内、7業種で前年を下回った。建設業と小売業が8年連続で減少したほか、製造業と情報通信業も7年連続で減少した。

負債総額は5%減の2兆61億円と2年ぶりに前年を下回った。製造業としては戦後最大となったパナソニックプラズマディスプレイ(負債額5000億円)が昨年11月に特別清算を申請したものの、負債1億円未満の小規模倒産件数が全体の7割を占めたこともあり、総額は減少した。

中国景気の減速による倒産件数は15年(101件)とほぼ同数の100件だった。為替相場が円高基調で推移したことで、円安による倒産は92件と前の年に比べ4割減った。

同時に発表した16年12月の倒産件数は、前年同月比2%増の710件と4カ月ぶりに増加に転じた。産業別に見ると全10業種のうちサービス業や建設業、卸売業など6業種で倒産件数が前年同月を上回った。一方で大型倒産が少なかったこともあり負債総額は55%減の1716億円にとどまった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報