市場、巣ごもりで流動性枯渇 迫る投資ファンドの危機
日経QUICKニュース(NQN) 編集委員 永井洋一
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世界の株式市場でいま起きている暴落は前代未聞の原因のせいかもしれない。金融機関や証券会社のトレーダーが自宅にこもることで、市場の値付け機能が低下し、値動きが荒れる流動性の枯渇問題だ。背景には、銀行に代わって市場の「盟主」となった投資ファンドなどシャドーバンキング(影の銀行)の存在がある。
「医療専門家の助言に従い、13日の取引終了後から立会場を閉鎖する」。米シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)...