ファストリ柳井氏、後継者育成に自信 決算会見、保護主義けん制

2018/4/12 17:45
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ファーストリテイリング(9983)の柳井正会長兼社長は12日、2017年9月~18年2月期決算の説明会で、自身の後継者問題について「何も心配していない」と述べた。「ここ数年、優秀な人材が国内外で経験を積んで、中核を担う人材が育ってきた」と説明。日常業務の執行は経営執行チームが担っていることを明かした。

柳井氏は「私は引退するつもりはないし、創業者なので一生(事業に)関わりたいが、人間なので体力や精神力は衰える」と語った。そのうえで「いつとは言わないが、限界だなと思うときにスムーズに交代できる体制は作っておきたい。今もかなりそういう体制になってきている」との考えを示した。

後継者の条件は「全員から支持が受けられる人、決断できる勇気を持っている人」を挙げた。現在の経営陣について「結構いい線をいっている」と評価した。

目標として掲げている連結売上高3兆円は「あと数年で確実に達成できると思っている」と強気の姿勢を崩さなかった。「むしろ3兆円(達成)以降をどうやっていくかが問題」とし、「商品と顧客サービスで本当に差別化できる企業」を目指すとした。

柳井氏は一方で、トランプ米政権の保護主義をけん制した。「一国だけで存在することは不可能だ」と強調。「周辺の国、関わり合いのある国が平和的に共存する」ことが重要だと指摘した。「『何とかファースト』はありえない」とも語った。〔日経QUICKニュース(NQN) 内山佑輔〕

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