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首相、GPIF「必要な年金積立金を下回るリスク少なくなった」

安倍晋三首相は12日午後の衆院予算委員会で、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の年金運用を巡り、GPIFの資産構成の見直しによって「年金財政上、必要な年金積立金を下回るリスクは少なくなった」と述べた。GPIFは2014年10月に国内外の株式を5割に高めると発表。リスク性資産の割合を高め、従前の国債に偏っていた資産構成を見直すとしていた。

安倍首相は仮に現行の資産構成でリーマン・ショックを含む2004年度~13年度を運用したと仮定すると「各年度の収益の振れ幅は大きくなるものの、名目運用利回りは4.3%と従前の資産構成より高い収益率が得られる」と数字を挙げて説明。年金運用は長期視点で考えるのが基本とした上で「デフレから脱却しつつある中では、新たに導入した資産構成で運用していくのが望ましい」との見方を示した。

維新の党の井坂信彦議員への答弁。井坂議員は質問に際し、年初からの日経平均株価の続落を受けて「大ざっぱに予想すると、この1週間で年金積立金が約5兆円目減りした恐れがある」と指摘していた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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