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日産自動車は12日、2019年3月期(今期)の連結純利益が前期比45%減の4100億円になりそうだと発表した。33%減の5000億円としていた従来予想から減益幅が拡大する。自動車の販売台数が想定を下回ったほか、これまで計上されていなかったカルロス・ゴーン取締役の役員報酬を一括計上した。
売上高は3%減の11兆6000億円(従来予想は12兆円)、営業利益は22%減の4500億円(同5400億円)に下方修正した。世界販売台数は17万台減の560万台と計画の592万5000台から下振れる見通し。中国や北米などの地域で販売が伸び悩む。また、過年度に計上していなかった役員報酬を追加で92億円計上した。
想定為替レートは1ドル=105円から110円60銭と円安方向に改めた。採算改善につながるが、販売減などの影響を補えない。
あわせて発表した18年4~12月期の連結決算は、売上高が前年同期比1%増の8兆5784億円、純利益が45%減の3166億円だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕