スイスが淡々と為替介入、隠れた円高要因か
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日本の政府・中央銀行が急ピッチの円高・ドル安を前に難しいかじ取りを迫られる陰で、スイスの通貨当局がスイスフラン売りの為替介入を進めているとの観測が広がっている。スイスは政治的な「永世中立国」で、20カ国・地域(G20)などの国際協調の枠組みとは距離を置く。欧米や新興国とのしがらみが薄いだけに、淡々と自国通貨高を防げるわけだ。フランに向かいづらくなった投機資金が円に流れ、円高を促したとの解釈も出て...
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