シチズンHDの4~6月期、純利益45%増 腕時計好調
シチズンホールディングス(7762)が12日発表した2015年4~6月期の連結決算は、純利益が前年同期比45%増の51億円だった。高価格帯の腕時計が好調だった。ビザの発給条件の緩和で訪日外国人(インバウンド)消費が増加した恩恵も受けた。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサス(7月31日時点、3社)の33億円を上回った。通期予想に対する進捗率は27%になった。
売上高は10%増の836億円、営業利益は39%増の63億円だった。主力の時計事業が営業益は2.0倍に増えた。高級モデルの「エクシード」などが伸びた。円安効果で欧米向けも好調だった。
16年3月期通期の業績予想のうち売上高を前期比10%増の3600億円に引き上げた。従来予想は6%増の3470億円だった。営業利益は9%増の305億円、純利益は8%増の190億円はそれぞれ据え置いた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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