街角景気、2カ月ぶり悪化 4月、熊本地震で 基調判断は据え置き

2016/5/12 14:50
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内閣府が12日発表した4月の景気ウオッチャー調査によると、街角景気の実感を示す現状判断指数は前月比1.9ポイント低下の43.5だった。悪化は2カ月ぶりで、指数は2014年11月以来の低水準だった。指数を構成する家計と企業動向、雇用関連の全項目が前月から低下した。熊本地震の影響が大きく、九州地域の現状判断指数が大幅に下がった。景気の基調判断はこれまでの「弱さがみられる」を据え置いた。

街角では地震の悪影響を懸念する声が目立ち、企業からは「熊本地震で自動車部品メーカーが操業停止したこともあり、当社の加工量も減っている」(東海・輸送用機械器具製造業)との声があがった。雇用面では「求人依頼数が前四半期よりも低調である。熊本地震の影響もあり採用を見合わす企業も出ている」(九州・人材派遣会社)との指摘もあった。

2~3カ月後の景気を聞いた先行き判断指数は1.2ポイント低下の45.5と、3カ月連続で悪化した。飲食関連が大きく悪化した家計動向のほか、企業動向、雇用関連のいずれの指数も低下した。「熊本地震による自粛ムードが高まっていることから、今後についてはやや悪くなる」(北海道・高級レストラン)との見方が出ていた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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