米株安を意識、反落か(先読み株式相場)

2019/6/12 8:06
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12日の東京株式市場で日経平均株価は反落して始まりそうだ。前日の米株式相場が小幅ながら下落し、上値の重さが意識されていた日本株にもいったん売りが出やすい。米国と各国の通商問題の先行き不透明感が強いなか、様子見姿勢を取る投資家も多い。持ち高を一方向に傾ける動きにはなりにくく、薄商いが続くだろう。

11日の米株式市場で米ダウ工業株30種平均は14ドル安と、7営業日ぶりに反落した。このところの上昇の反動で目先の利益を確定する売りが優勢だった。中国の投資促進策が景気を下支えするとの期待感から一時は185ドル高まで上げたが、その後は売りに押される展開となった。

日経平均は週初に2万1000円台を回復したあと、2万1200円台で伸び悩んでいた。米株安を受けて日本株にも戻り待ちの売りが出やすいだろう。11日のシカゴ市場で日経平均先物6月物(円建て)の清算値は2万1190円と、同日の日経平均や大取終値と比べて小幅に安かった。東証1部の売買代金は4営業日連続で2兆円の大台を下回るなど市場参加者は少ない。

個別ではソフトバンクグループ(SBG)に売りが先行する公算が大きい。SBG傘下の米携帯電話4位のスプリントと、同3位TモバイルUSの合併承認を巡る不透明感から11日の米株式市場でスプリント株が大幅安となった。SBGにも売りが波及しそうだ。2社の合併を巡っては、ニューヨーク州のジェームズ司法長官が11日の会見で、9つの自治体と共に合併を差し止める訴えを起こしたと発表した。

寄り付き前には4月の機械受注統計や5月の企業物価指数の発表がある。物流向け荷役台(パレット)レンタル大手のユーピーアールが東証2部に上場する。

米国では12日、5月の消費者物価指数(CPI)が発表される。物価伸び悩みが意識される結果となれば、早期の利下げ観測があらためて強まる可能性もある。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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