/

日経平均、ワクチン開発期待続く(先読み株式相場)

12日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、堅調に推移しそうだ。新型コロナウイルスのワクチン実用化への期待から、世界経済の回復が早まるとの見方が続いている。ただ、足元で世界的に新型コロナの感染者数が増えており、経済活動の再規制などが警戒される。日本株は7営業日で1割上昇するなど上昇速度は速い。利益確定の売りが出ることも予想され、上値は次第に重くなる可能性もある。

11日の米ダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに小反落し、前日比23ドル(0.1%)安の2万9397ドルで終えた。短期的な過熱感を警戒した売りが出た。米ニューヨーク州知事が飲食店の営業規制を再び強化すると発表した。経済回復が鈍化するとの懸念から下げ幅を広げる場面もあった。国内でも感染者数の拡大に政府や自治体が危機感を募らせており、市場でも警戒感が出てきそうだ。

一方、ワクチン開発への期待が依然続いていることに加え、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が追加緩和に前向きな姿勢を示したことは投資家にとって安心材料となりそうだ。日本時間12日早朝の大阪取引所の夜間取引で日経平均先物は続伸し、12月物は前日の清算値と比べて70円高い2万5490円で終えた。

ワクチン開発の進展が伝わってから景気敏感株の物色が続いてきたが、大幅な上昇が続いてきたことでスピード調整をする可能性もある。半面、軟調だったハイテク関連銘柄やグロース(成長)株には買いが入りそうだ。11日の米市場でマイクロソフトやアップルなどハイテク株高となった流れは東京市場でも引き継がれそうだ。ソフトバンクグループ(SBG、9984)の上昇で相場が押し上げられるとの見方もある。

三越伊勢丹ホールディングス(3099)に注目が集まる。11日に発表した2020年4~9月期の連結最終損益が367億円の赤字だった。4~9月期の最終赤字は08年の三越伊勢丹HD発足以来初めて。11日の三越伊勢丹HD株は5%超高で終えていた。

きょうは日産自動車(7201)、丸井グループ(8252)やみずほフィナンシャルグループ(8411)が20年4~9月期決算を、日本マクドナルドホールディングス(2702)と楽天(4755)が同1~9月期決算を発表する。内閣府が9月の機械受注統計を発表する。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

初割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン