9月の経常黒字、12.5%減の1.6兆円 貿易黒字幅縮小
4~9月期も経常黒字幅縮小

2019/11/11 10:38
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財務省が11日発表した9月の国際収支状況(速報)によると、海外との総合的な取引状況を示す経常収支は1兆6129億円の黒字だった。63カ月連続で黒字となったが、黒字幅は前年同月に比べ12.5%縮小した。中国向け輸出の減少などで貿易収支の黒字幅が大きく縮小した。同時に発表した4~9月期の経常収支は10兆3382億円の黒字と、黒字幅は前年同期に比べ3.3%縮小した。

9月の輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は11億円の黒字(前年同月は3187億円の黒字)だった。輸出額は前年同月比6.7%減の6兆2259億円。中国向けの自動車部品や米国向けの原動機などが減少した。輸入額は前年同月比2%減の6兆2248億円。中東からの原粗油などの輸入が減少した。

輸出額の減少幅が輸入額の減少幅を上回ったため、差し引きの貿易黒字幅は前年同月に比べ9割超縮小した。

海外企業から受け取る配当金や投資収益を示す第1次所得収支は1兆8054億円の黒字だった。黒字幅は5.6%の拡大。証券投資収益で債券利子の受け取りが増加したことが寄与した。直接投資収益は9354億円の黒字と、9月として過去最高だった。

輸送や旅行といった取引の収支を示すサービス収支は401億円の黒字(前年同月は311億円の赤字)だった。訪日外国人客の増加などで旅行収支が伸びた。

4~9月期の経常収支の黒字幅は前年同期比3.3%縮小した。中国向けを中心とした輸出が低迷し、貿易収支が241億円の赤字(前年同期は1兆1245億円の黒字)となったことが響いた。4~9月期の第1次所得収支は微減の11兆3079億円の黒字だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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