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もみ合い 米株上昇追い風、円高重荷(先読み株式相場)

11日の東京株式市場で日経平均株価はもみ合う展開となりそうだ。前日の米株式相場の上昇で市場心理は強気に傾きやすく、日本株の買いを誘うだろう。トランプ米大統領が10日に北朝鮮との初の首脳会談を6月12日にシンガポールで開くと発表し、地政学リスクも後退しそうだ。だが、外国為替市場での円高などを受けて自動車など輸出関連株への買い意欲は乏しく、上値を追う動きは限られるだろう。

10日の米株式市場で米ダウ工業株30種平均は6日続伸した。4月の米消費者物価指数(CPI)の上昇率が市場予想を下回り、米利上げを加速させるほどインフレ率は強くないとの見方が強まり買い安心感が広がった。大阪取引所の日経平均先物6月物は2万2520円と10日の清算値を20円上回っており、現物株指数も堅調に始まりそうだ。

もっとも、取引時間中は下げに転じる場面もありそうだ。米金利上昇の一服を背景に、10日夕に1ドル=110円台に下落していた円相場は109円台前半まで円高・ドル安方向に振れた。自動車など輸出関連株の売りを誘いやすい。

画像処理半導体大手のエヌビディアの株価が時間外で下落している。10日の取引終了後に発表した2018年2~4月決算は大幅増益だった。半導体関連企業の好業績が続いていることを示したが、好感する買いは限定的で利益確定売りが優勢となっている。東京市場でも東エレク信越化といった関連株への買いが細る可能性がある。

個別ではパナソニックに注目だ。10日の取引終了後に発表した2018年3月期の連結純利益(国際会計基準)は10年ぶりに2000億円の大台に乗せた。車載向けの製品販売が好調で、売上高も市場予想を上回った。株価は続伸する公算が大きい。18年1~3月期の純利益が30%の減益となった楽天も関心を集めそうだ。

主要企業の決算発表が相次ぐ。取引時間中にはJXTGSUBARU、取引終了後には明治HDなどが発表する。

米国では、ブラード米セントルイス連銀総裁が講演するほか、4月の米輸出入物価指数や5月の米消費者態度指数などが発表される。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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