10月の企業物価指数、前年比2.7%下落 前月比は0.1%下落

2016/11/11 9:55
保存
共有
印刷
その他

日銀が11日に発表した10月の国内企業物価指数(2010年平均=100)は98.7で、前年同月比で2.7%下落した。前年比で下落するのは19カ月連続。原油や石炭などの国際商品市況の持ち直しや円高の一服を受け、下落率は5カ月連続で縮小し、15年6月以来の小ささとなった。

前月比では0.1%下落だった。7~9月の夏季電力料金期間の終了による電力価格の下落が主な背景。この影響を除けば前月比で0.1%の上昇だった。

円ベースの輸出物価は前月比で1.1%上昇、前年同月比で9.8%下落した。輸入物価は前月比で2.4%上昇し、前年比では14.4%下げた。輸出入物価の前年同月比での下落も原油や原料炭などの国際商品価格の上昇を受け、持ち直しつつある。

企業物価指数は企業同士で売買するモノの価格動向を示す。公表している814品目のうち前年同月比で下落したのは519品目、上昇は210品目だった。下落と上昇の品目差は309品目で、9月の確報値(302品目)から拡大した。

日銀は「資源・エネルギー価格の上昇を受け全体としては強めの動きだが、円高の影響は残っており、個々の品目では下落も目立つ」と指摘。その上で「為替や国際商品市況の動向に加え、米大統領選の結果がマーケットや物価に与える影響も注視していく」とした。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]