三井E&Sの今期、最終赤字950億円に拡大 子会社の損失計上
三井E&Sホールディングスは10日、今期(2020年3月期)の連結最終損益が950億円の赤字(前期は695億円の赤字)になりそうだと発表した。従来予想(880億円の赤字)から下方修正した。海洋開発事業を手掛ける連結子会社の三井海洋開発の損失計上などを背景に赤字幅が膨らんだ。
一方、営業損益は710億円の赤字(前年同期は597億円の赤字)と、従来予想(720億円の赤字)から10億円赤字幅が縮小する。三井海洋開発でFPSO(浮体式石油生産・貯蔵・積み出し装置)の工事が進み、採算が改善した。売上高は20%増の7900億円と従来予想を変更しなかった。
あわせて発表した19年4~12月期の連結決算は、売上高が前年同期比14%増の5476億円、最終損益が700億円の赤字だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕