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4月の経常収支、黒字幅縮小 中国向け輸出減で貿易収支は赤字

財務省が10日発表した4月の国際収支状況(速報)によると、海外との総合的な取引状況を示す経常収支は1兆7074億円の黒字だった。黒字は58カ月連続となったが、黒字幅は前年同月に比べ9.5%縮小した。中国向けの輸出などが低迷し、貿易収支が3カ月ぶりに赤字に転じたことが影響した。

輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は982億円の赤字(前年同月は5622億円の黒字)だった。中国向けの半導体等製造装置や電子部品の減少が響き、輸出額は前年同月比3.7%減の6兆3880億円となった。一方、輸入額は6.9%増の6兆4862億円だった。原粗油や電算機類(含む周辺機器)などの輸入が増えた。

海外企業から受け取る配当金や投資収益を示す第1次所得収支は2兆1303億円の黒字(前年同月は1兆9434億円の黒字)だった。海外子会社からの配当金など直接投資収益が伸び、黒字額は9.6%拡大した。

第2次所得収支は120億円の赤字(前年同月は1768億円の赤字)、輸送や旅行といった取引の収支を示すサービス収支は3127億円の赤字(前年同月は4423億円の赤字)と、それぞれ赤字幅が縮小した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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