大戸屋HD、14億円の債務超過 今期は48億円の最終赤字に
大戸屋ホールディングスは10日、2020年9月末時点で14億9500万円の債務超過となったと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で売上高が大幅に減少したほか、不採算店舗の減損処理に伴い20年4~9月期に17億円の損失を計上するなどしたため。
大戸屋HDは「債務超過の解消に向けて適切な措置を講じるべく検討を開始している」とした上で、詳細は決定次第公表するとしている。
同時に、これまで未定としていた21年3月期(今期)の連結業績予想を発表した。売上高は前期比27%減の179億円、最終損益は48億円の赤字(前期は11億円の赤字)となる見通し。新型コロナによる客数減などが響く。
大戸屋HDについては、コロワイドによるTOB(株式公開買い付け)が成立し、11月には臨時株主総会で経営陣の刷新が認められてコロワイド傘下に入った。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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