日経チャンネルマーケッツでは、マーケット・経済専門チャンネル日経CNBCの番組をライブ配信。配信中の番組から注目のトピックスをお届けします。
KDDIは10日、2019年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比8%増の6200億円になる見通しだと発表した。電子マネー「auウォレット」の決済額が伸び、金融・動画コンテンツなど付加価値サービスの収入が増加する。市場予想の平均値であるQUICKコンセンサス(9日時点、12社)の6163億円を小幅に上回る。
売上高は2%増の5兆1500億円を見込む。1月に買収した英会話教室運営のイーオンホールディングス(岡山市)の連結子会社化も寄与する。営業利益は6%増の1兆200億円になる見通し。パーソナル(国内個人向け通信)事業で端末の販売コストを抑制することも利益水準を押し上げる。
18年3月期の連結決算は、純利益が前の期比5%増の5725億円だった。売上高は6%増の5兆419億円、営業利益は5%増の9627億円となった。
併せて自己株式を除く発行済み株式総数の2.62%にあたる6300万株を上限に自社株買いを実施すると発表した。金額の上限は1500億円で、取得期間は11日から19年3月22日まで。また、保有する自己株式のうち発行済み株式総数の2.13%にあたる5520万9080株を16日付で消却する。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕