2018年11月14日(水)

GPIF、運用益15兆2922億円で最高 14年度、株式シフト進む

2015/7/10付
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公的年金の積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が10日発表した2015年3月期の運用実績は、15兆2922億円の黒字だった。プラスは4年連続。運用収益の黒字額は10兆2207億円だった13年度から拡大し、自主運用を開始した2001年度以降で最高だった。これまでの最高は12年度の11兆2222億円だった。国内外の株式相場が上昇したなかで株式の割合を引き上げたことや円安による海外資産の評価高が収益を押し上げた。国内債の価格が上昇したことも運用益に寄与した。

GPIFは国民年金と厚生年金の積立金を国内外の債券や株式に分散投資している。運用資産は3月末時点で137兆4769億円と、01年度以降で最高を記録した。収益率も12.27%(13年度は8.64%)と最高だった。

運用益の内訳は、国内株式が6兆9105億円、外国株式4兆7863億円、外国債券1兆8884億円、国内債券1兆5957億円などだった。

3月末時点の積立金全体の資産構成は、国内株が22.0%で昨年12月末(19.80%)から上昇した。外国株も20.89%と12月末(19.64%)から上振れした。いずれもGPIFが目標とする25%には達していないものの、過去最高だった。一方、国内債は39.39%と12月末(43.13%)から低下し、01年度以降で初めて4割を下回った。外国債は12.63%と12月末(13.14%)から下がった。

13年度末の資産構成は国内株が15.88%、外国株が15.03%、国内債は53.43%、外国債は10.66%。年度末比では株式比率が高まる一方、国内債の割合は低下した。

【GPIFのポートフォリオ】

◎過去5年間の推移

    2010年度末  11年度末  12年度末  13年度末  14年度末

国内債券   64.9%   62.6%   59.6%   53.4%   39.4%

外国債券   7.9%   8.7%   9.4%   10.7%   12.6%

国内株式   11.2%   12.4%   14.1%   15.9%   22.0%

外国株式   11.0%   11.3%   11.9%   15.0%   20.9%

短期資産   5.0%   5.0%   5.0%   5.0%   5.1%

◎基本ポートフォリオ

     運用見直し前    運用見直し後

     (14年10月まで) → (14年10月以降)

国内債券   60%±8%    35%±10%

外国債券   11%±5%    15%±4%

国内株式   12%±6%    25%±9%

外国株式   12%±5%    25%±8%

その他       5%        ―

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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