2018年9月25日(火)

経常黒字10年ぶり高水準 17年度、旅行収支が最大
21兆7362億円 海外子会社からの配当など増える

2018/5/10 9:56
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訪日外国人の増加を背景に、旅行収支は比較可能な1996年以降で過去最高になった

訪日外国人の増加を背景に、旅行収支は比較可能な1996年以降で過去最高になった

 財務省が10日発表した2017年度の国際収支状況(速報)によると、海外との総合的な取引状況を示す経常収支は21兆7362億円の黒字だった。黒字額は前年度から3.4%拡大し、リーマン・ショック前の07年度(24兆3376億円)以来、10年ぶりの高水準だった。海外子会社からの配当を含む第1次所得収支が大幅な黒字となったことが寄与した。訪日外国人の増加を背景に、旅行収支は1兆9325億円の黒字と、比較可能な1996年以降で過去最高を記録した。

 第1次所得収支は19兆9105億円の黒字と、前年度から黒字幅が6.3%拡大した。海外子会社からの配当金など直接投資収益が増えた上、債券利子の受け取りなど証券投資収益が拡大した。

 サービス収支は6029億円の赤字(前年度は1兆3813億円の赤字)と、比較可能な96年以降で赤字額は最小だった。旅行収支の黒字幅拡大や、知的財産権等使用料の受け取りの増加が寄与した。

 貿易収支は4兆5818億円の黒字と前年度から20.8%黒字幅が縮小した。原粗油や液化天然ガス(LNG)の輸入増で全体で輸入額が13.4%伸びた。自動車や半導体等製造装置の好調で輸出も10.6%伸びたが、輸入が上回った。

 同時に発表した3月の経常収支は3兆1223億円の黒字だった。黒字は45カ月連続。前年同月に比べて黒字幅が4.2%拡大し、3月として07年度以来10年ぶりの高水準だった。貿易収支の黒字額が自動車などの輸出増で1兆1907億円と前年同月に比べて37.6%伸びた。

 第1次所得収支は2兆1053億円の黒字、サービス収支は1931億円の黒字だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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