株、異例の「止血策」でも解けぬ緊張感 そびえる2万円の壁
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10日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅に続落した。米連邦準備理事会(FRB)による異例とも言える資金供給策の決定で米国株が上昇したことが支えとなったが、ほどなく利益確定目的の売りで下げに沈んだ。新型コロナウイルスの感染者数は国内では再び増加基調にある。世界各国の中銀の止血策の安心感よりも「需要消滅」が長期化する懸念が強く、2万円台回復のシナリオを描けずにいる投資家は多い。
きょうの日経平均...
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