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3月の企業物価指数、前年比0.4%下落 新型コロナが下押しに

日銀が10日発表した3月の企業物価指数(2015年平均=100)は101.1と、前年同月比で0.4%下落した。下落は5カ月ぶり。新型コロナウイルスの感染拡大による世界的な経済活動の停滞や産油国の増産で3月の原油価格が大きく下落し、石油・石炭製品や化学製品で価格が下落した。

企業物価指数は企業同士で売買するモノの物価動向を示す。円ベースでの輸出物価は前年同月比で5.1%下落した。下落は11カ月連続で、前月比も2.3%下落した。輸入物価は前年同月比7.7%下落し、前月比でも4.7%下落した。

企業物価指数は消費税を含んだベースで算出している。19年10月の消費税増税の影響を除いたベースでの企業物価指数は前年同月比で2.0%、前月比で0.9%下落し、99.5だった。増税の影響を除いた企業物価指数が100を下回るのは17年11月(99.8)以来だ。水準としては17年10月(99.4)以来2年5カ月ぶりの低さだった。

品目別に見ると3月の原油価格下落を背景に石油・石炭製品や化学製品で下落が目立ったほか、新型コロナの拡大による市況の悪化で非鉄金属やスクラップ類でも価格の下落が大きかった。新型コロナの感染拡大は4月に入っても収束が見通せない状況で、企業が設定する価格には今後も下押し圧力がかかりそうだ。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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