2019年3月24日(日)

2月の企業物価指数、前年比3.4%下落
前月比9カ月連続下落

2016/3/10 9:45
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日銀が10日発表した2月の国内企業物価指数(2010年=100)は99.8で、前年同月比3.4%下落した。原油価格の下落が響き11カ月連続で前年割れとなった。市場予想の中心は3.3%下落だった。前年比での下落幅は前の月(確報値で3.2%下落)からわずかに拡大した。

前月比では0.2%下落し、9カ月連続で前の月を下回った。下落要因の内訳を見ると、寄与度が最も大きかったのは石油・石炭製品だった。原油価格下落の影響が出た。液化天然ガス(LNG)の通関単価の下落などで電力・都市ガス・水道も下げた。国際市況の低迷を背景に、化学製品や鉄鋼も下落した。

ただ、前月比の下落幅は1月の確報値(1.0%下落)から大幅に縮小した。2月に入り、中国の景気対策への期待が浮上し銅価格など非鉄金属市況が持ち直しの兆しを示したことが指数を下支えした。日銀の調査統計局では、非鉄金属が先行きの指数の下げ止まりに寄与するとみている。一方、原油価格も下げ止まりつつあるが、国内の電力料金などに反映されるまでには時間がかかるため、なお指数の重荷になるもようだ。

企業物価指数は企業同士で売買するモノの価格動向を示す。公表している814品目のうち、前年同月比で上昇したのは287品目、下落は415品目となった。下落品目と上昇品目の差は128品目で、前の月の157品目から縮小した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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