円急落、引き金はトルコリラ大幅高
NQNシンガポール 編集委員 今晶
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9日の欧米外国為替市場で円相場が急落し、一時1ドル=105円60銭台と3週ぶりの安値を付けた。新型コロナウイルスワクチンの開発期待などで欧米株が急騰し、米長期金利は大幅に上昇した。米ドルを借り入れてリスク資産を積み上げる投機資金などの流れは一気に逆回転した。一部は円を売って他の通貨を買う戦略にシフトしている。その引き金を引いたのが9日の欧州の取引時間帯に始まったトルコリラの急伸だ。
9日の円の対リラ...
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