マツダの4~9月期、最終赤字930億円 販売減響く
マツダが9日発表した2020年4~9月期の連結決算は、最終損益が930億円の赤字(前年同期は166億円の黒字)だった。日本や欧州、北米などの地域における販売減が大きく響いた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で工場の操業を停止した期間の固定費などを特別損失として計上したのも重荷だった。
売上高は前年同期比35%減の1兆1157億円、営業損益は528億円の赤字(前年同期は258億円の黒字)だった。4~9月期のグローバル販売台数は21%減の57万8000台だった。地域別の販売状況は日本が25%減の7万4000台、北米が9%減の18万5000台、欧州が40%減の8万2000台だった。一方、中国は7%増の11万7000台と、4~6月期に続き前年実績を上回った。
21年3月期(今期)の連結業績予想は据え置いた。売上高は前期比17%減の2兆8500億円、営業損益は400億円の赤字(前期は436億円の黒字)、最終損益は900億円の赤字(同121億円の黒字)を見込む。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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