経団連の榊原定征会長は9日午後に記者会見し、次期会長に内定した日立製作所(6501)の中西宏明会長(71)の選任理由について「(日立は)日本を代表する製造業であり、(あらゆるモノがネットにつながる)IoTやITなどの先端技術を駆使してイノベーションを世界的に展開しようとしている。日本の産業がこれから進むべき方向の先頭に立つ企業経営者だ」と語った。米国や中国との経済外交の必要性が重要となる中で「海外でのご経験、人脈を大変もっていらっしゃる」と評価した。
また、政府との連携については「デフレ脱却に向けて経済と政治が連携することが必要だ。中西氏にも共有してもらえると思っている」と期待を語った。〔日経QUICKニュース(NQN)〕