ディーエヌエの4~9月期、純利益6%減 EC振るわず
ディー・エヌ・エーは2017年4~9月期の連結純利益(国際会計基準)が前年同期比6%減の106億円になりそうだと9日発表した。従来は開示していなかった。旅行などの電子商取引(EC)の落ち込みが響きそう。売上高にあたる売上収益は5%減の728億円を見込む。EC悪化に加え、主力のゲーム関連の売り上げ減少も影響する見通し。営業利益は7%減の142億円とした。
併せて開示した4~6月期の連結決算は、営業利益が前年同期比13%減の63億円にとどまった。EC事業の部門損益が5億3400万円の赤字(前年同期は4億2200万円の黒字)に転落した。新規事業なども13億円の赤字(同11億円の赤字)に拡大したことが響いた。ゲーム事業の採算改善や横浜DeNAベイスターズの入場者数増では補えなかった。
純利益は前年同期比3%増の53億円と増益を確保した。前年同期に14億円計上していた金融費用が大幅に減ったことが奏功した。売上収益は5%減の364億円だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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