静かにこなす国債増発 隠れたままの「不都合な真実」
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新型コロナウイルスの感染拡大への大規模経済対策に伴い、7月発行の国債から増発が始まった。債券需給の緩みが懸念されるものの、9日の5年債までこれまでの入札はいずれも順調な結果となっている。日銀の手厚い購入方針が金利上昇(債券価格の下落)を抑え込む。公的債務の急膨張という「不都合な真実」は簡単に解決できないが、債券市場は今のところ国債入札を静かにこなしている。
財務省が入札を実施した5年債(144回...
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