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青井ノボルさん、身の丈投資で縦走(投信ブロガー)

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2018/11/13 12:00
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「青井ノボル」さんは、30代前半の男性会社員で中小企業への経営アドバイスを仕事にし、専業主婦の妻と子供3人の家族5人で首都圏の分譲マンションで暮らしている(住宅ローンあり)。今年の2月に積み立て型の少額投資非課税制度「つみたてNISA」を活用した指数連動型のインデックス投資を始めたばかりだが、ほぼ同時に立ち上げたブログ「インデックス投資で長期縦走へ」での精力的な発信に、一目を置くブロガーも少なくないようだ。

平均点狙いのインデックス投資が自分の身の丈に合っているので、趣味の縦走登山のように仲間と一緒に続けたいという青井ノボルさんに、投資とブログに対する考え方を聞いた。

■長期投資は登山の縦走そのもの

――ブログ名の長期縦走とはどういう意味ですか。

「高校時代から登山を15年以上続けています。妻も登山サークルで知り合った仲です。『縦走(じゅうそう)』とは、山に登っても下山せずにそのまま次の山を目指し尾根伝いに歩き続けることです。アップダウンを繰り返しながら登り続ける縦走を、山あり谷ありの長期投資になぞらえました」

「ハンドル名には、青空のもとですばらしい景色(投資成果)を眺めながら、一歩一歩踏みしめてコツコツ登ることができたら最高、という意味を込めています」

「登山のスタイルは色々あるのですが、テントや食料を担いで日本アルプスの稜線(りょうせん)を複数人で組んで歩くパーティー登山が私の好みです。インデックス投資も仲間と楽しみながら続けていくのが理想です」

「長期投資と登山は共通点が多いと感じています。リスク管理が重要なのはその一つです」

――リスク管理とは具体的にどんなことですか。

「登山は大けがや死に直面するリスクが高いので、自分の実力にあった登り方をマスターし、事故に遭った場合の対応を熟知したうえで、危ない場合は欲張らずに登山を中断する自制心が求められます」

「投資も基本的な考え方は同じです。バイ・アンド・ホールド(買い持ち)の長期投資では、リスクをどこまで取れるか、その許容範囲内で『続ける』ことが肝です。そのためには生活防衛資金をどれだけ備えておくか決めておくのが、地味ながらもとても大切だと思っています」

■投資をいったん中止も「稲妻の輝き」の感触

――投資を始めたきっかけを教えてください。

「2007年4月に就職して給与口座を銀行に開設しました。独身寮に入居してお金に少しだけ余裕があったので、5月には全財産50万円のうち40万円を注ぎ込み、ファンド4本を10万円ずつ一括購入しました」

「銀行で販売手数料のキャッシュバックキャンペーンをしていたのにつられました。この時は『お金が増えればうれしいな』という安易な考えでした。そして、同じ年の9月と12月には、別のファンド2本を10万円ずつ追加購入しています」

「保有ファンド6本のうち、4本が新興国ファンド、しかも3本が株式に投資するタイプです。今から考えるとリスクの取り過ぎです」

「そこに起きたのがリーマン・ショックです。ファンドの価格が一気に下落し、09年1月には投資元本が3分の1まで減少。新興国株式のファンドは軒並み元本の2~3割程度に時価が落ち込んでしまいました」

「08年春には個別株も購入していたのですが、いずれも塩漬けになってしまいました。IPO(新規株式公開)にも手を出しましたが、運用が芳しくなかったり、抽選申し込みの手続きが面倒だったりして、長くは続きませんでした。その一方で、積み立て投資の効用を耳にしていたので08年後半からはファンド3本の毎月積み立て投資も始めていました」

「結局、13年9月、長男の誕生を機にファンドをすべて売却しました。市場環境が上向いていたのでファンド全体ではかろうじてプラスでしたが、その後、株式相場が急回復したので、収益を得る機会をみすみす逃してしまった格好です」

「ここでの教訓は『市場の予想は不可能』『感情に流されては冷静な判断ができない』ということです。一方で、今につながる成果もあります。5年間続けた積み立て投資はうまくいったので、『市場に居続けない限り、稲妻の輝きに似た上昇タイミングを捉えることはできない』という感触が残っていました」

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