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1月の経常黒字幅6.6%増 第1次所得収支の黒字幅拡大で

財務省が9日発表した1月の国際収支状況(速報)によると、海外との総合的な取引状況を示す経常収支は6123億円の黒字だった。黒字は67カ月連続。黒字幅は前年同月に比べ6.6%拡大した。海外子会社からの配当金受け取りが増えるなど、第1次所得収支の黒字幅が拡大したことが寄与した。感染が広がっている新型コロナウイルスの影響については「1月の国際収支には、目立った影響は出なかった」(財務省)との見解を示した。

第1次所得収支は前年同月比4.8%増の1兆8476億円の黒字だった。海外子会社からの配当金受け取りが増え、直接投資収益が1月として過去最高となった。

輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は9851億円の赤字(前年同月は9700億円の赤字)だった。米国向け自動車などの輸出が減少。輸出入ともに減少したが、輸出額の減少が輸入額の減少を上回ったことから貿易収支の赤字幅は拡大した。

サービス収支は1627億円の赤字(前年同月は1497億円の赤字)となった。海外からの研究開発費やコンサル費用などの受け取りが減少し、赤字幅が拡大した。

サービス収支のうち、訪日客が日本国内で消費することで増える旅行収支は、新型コロナの影響が懸念されたものの、1月分でみると2669億円の黒字と、1月として過去最高となった。

財務省は「中国政府が中国人の海外への団体旅行の禁止を通達したのが1月末だったこともあり、影響が出なかった」と指摘する。一方、2月は中国人訪日客が大幅減となる見通しとなっていることや、足元の為替相場で円高が進んでいることもあり「2月の統計にはなんらかの影響が出ると思うので、よくみていきたい」(財務省)とした。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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