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Masamiさんの「ゆるゆる」投資(投信ブロガー)

2019/10/15 12:00
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ブログ「ほんのひとさじ ゆるゆる過ごす日々と投資の記録」を運営するMasamiさんは、小学生の息子と2人で首都圏に暮らす40代前半のシングルマザー。大手メーカーのIT(情報技術)関連部門で働きながら、一般の少額投資非課税制度(NISA)とジュニアNISAを活用して、毎月の金額を決めずに手動で積み立て投資をしている。

投資対象は運用コストの安い株価指数連動型のインデックスファンドと米国上場のETF(上場投資信託)が中心。老後の生活資金や息子の教育資金をためるのが主な目的だが、資産運用のガチガチな計画には縛られない。家計簿をつけて食費などの生活費を節約し、住宅ローンを返済しながら趣味の車やバイクも楽しむ。Masamiさん流の必死すぎない「ゆるゆる」投資のスタイルを聞いた。

■積み立て投資は遊び感覚の手動で

――「1年間は服を買わない」という目標を昨年達成したそうですね。

「はい。ただ単なる節約のためではありません。生活をシンプルにしたかったからです。おかげでそんなに無理をしなくても、節制できることがわかりました。自分で生活をコントロールできる自信もつきました」

――投資でも無理をしないほうですか。

「なるべく毎月いくらかの投資をしたいのですが、それができないときもあります。だから決まった金額を決まった日に自動で積み立てるのではなく、翌月の支出予定額と付き合わせ、余裕がある月に手動で投資する柔軟なスタイルです。『遊び』感覚の方が長続きする気がします」

――投資額の目安はありますか。

「1回あたりの投資額は数万円です。個別株投資も可能な一般NISAとジュニアNISAを利用していますが、それぞれ年間の非課税投資枠の120万円と80万円を使い切るほどでありません。日々を楽しむことの方が大事なので、そのための支出を削ってまで投資するようなことはしていません」

■世界株の時価総額比率に合わせた資産配分

――投資を始めたきっかけは。

「勤務先の従業員持ち株会が最初の入り口です。それまでは両親の影響もあって『お金は汗水たらして稼ぐもの』という先入観を抱いていましたが、持株会は会社から奨励補助金も出るし、それほど損をすることもないだろうと思って始めました。今は退会して購入した会社の株は売却済みですが、利益の一部をマンション購入時の頭金に回すことができました」

「NISA口座でファンドや個別株の売買を始めたのは2015年です。具体的なマネープランがあったわけではなく、金融機関に勤めている友人にすすめられたのと、現金プレゼントの特典もあったので、大手証券会社に口座を開設しました」

――資産配分の考え方を教えてください。

「金融資産全体では無リスク資産とリスク資産の配分比率がおよそ1対3です。無リスク資産は現預金と個人向けの日本国債、リスク資産は株式で運用するファンドと個別株で、現在数百万円あります。今はNISA口座での資産運用を優先していますが、将来的にはリスク資産の配分比率を下げる考えです」

「世界の株式の地域別資産配分は現在『海外先進国7:日本2:新興国1』ですが、今後は各地域の時価総額比率に合わせて『8:1:1』に近づけていくつもりです。適当な配分比率が分からない初心者は、世界経済の成長を想定したこの比率がいいと、投信ブロガーの方が主催しているオフ会で教えてもらいました」

――どんな商品に投資していますか。

「16年からはネット証券にNISA口座を移し、主に低コストのインデックスファンドと米国上場のETFを積み立て投資しています。商品選びには投資関連のブログや、投信ブロガーが投票で選んだ『Fund of the Year』のランキングを参考にしています(図A)」

「NISAでは、類似の投資対象でも毎年違うファンドを買うようにしています。NISAでは同じファンドだと購入年を指定して売却できないと聞きましたが、将来的に年指定で売却したほうが税制上有利になるかもしれないからです」

「ETFは配当金が魅力です。アクティブ(積極運用)ファンドも1本だけ保有しています。知人が評価していた『ひふみプラス』です。口コミの評判に影響されやすい性格かもしれません。個別株はもっぱら株主優待や配当金が目当てで、飲食株とたばこ株を保有しています」

――リターンやリスクの目標値はありますか。

「現預金を含めた金融資産全体で年率3~5%のリターンを期待していますが、まだ投資している額が小さく、始めてから間もないので、長い目で見ていくつもりです。資産の評価額は月に1回チェックする程度です。リスクを数値では意識せず、元本割れもあまり気にしていません」

■女性こそ自分の財産に関心を

――資産運用の出口は意識していますか。

「教育費用については、預金で足りない分をジュニアNISAの運用資産で補っていく予定です。自分の老後の生活費は、リスク資産を毎月定率で取り崩しながら補てんしていく考えです」

――これから資産形成を始める人にアドバイスを。

「働いて稼ぐだけがお金をためる唯一の方法ではないと思います。豊かで余裕のある生活をかなえたいなら、少額でも長い時間をかけて積み立て投資することで夢に近づくのではないでしょうか。資産形成は一獲千金を狙うギャンブルとも違います。私が選択しているインデックス投資は、誰でも無理なく資産形成を始められる現実的な方法です」

「特に女性にはもっと自分の財産に関心を持ってほしいです。世の中にはお金では買えないものがたくさんありますが、お金で解決できることもあります。人生で困難にぶつかったときや迷いが生じたとき、お金があるとないとでは選択肢の幅が大きく違ってきます。お金がないことを理由にあきらめたり我慢したりしないですむように、日ごろから余裕をもって準備しておくのがいいと思います」

(QUICK資産運用研究所 聞き手は西田玲子、高瀬浩)

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