楽天の営業益29%増 1~3月、ネット金融が好調
楽天(4755)が8日発表した2015年1~3月期の連結決算(国際会計基準)は、営業利益が前年同期比29%増の290億円だった。楽天カードや楽天銀行など、インターネット金融が好調だった。
インターネット金融は39%の営業増益だった。楽天カードが53%の増益になったほか、楽天銀行も57%の伸びだった。楽天証券は20%の増益だった。楽天市場・楽天トラベルは減収減益だが、高水準の利益を維持している。
売上高にあたる売上収益は15%増の1588億円だった。一方、純利益は12%減の141億円だった。前年に子会社との合併に伴い税金費用の減少があった反動のため。
15年12月期の業績予想と年間配当は引き続き開示しなかった。同日記者会見した三木谷浩史社長は、今後について「より新しいサービスの開発が大切になる。海外への販売を徹底的に強化していきたい」と話した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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