2019年2月19日(火)

トヨタ、今期営業益2%増の2.8兆円 過去最高、4期連続増益

2015/5/8付
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トヨタ自動車(7203)は8日、2016年3月期の連結営業利益米国会計基準)が前期比2%増の2兆8000億円となる見通しだと発表した。過去最高だった前期実績を更新し、4期連続の営業増益となるが、アナリスト予想平均のQUICKコンセンサス(1日時点、23社)の3兆1913億円を約3900億円下回る。日本や新興国市場の販売減を織り込んだ。売上高は1%増の27兆5000億円の見通し。年間配当は未定とした。

決算発表するトヨタ自動車の豊田社長(8日午後、東京都文京区)

今期の想定為替レートは、対ドルが1ドル=115円と前期比5円円安とした。対ユーロでは1ユーロ=125円と、前期から14円の円高となる。ロシアやブラジルの通貨安が収益の下押し要因となるとした。為替の円安に加え、生産や販売台数の拡大を控えて生産効率を高める取り組みを進めた前期の成果が現れて収益性は拡大する。設備投資額は2%増の1兆2000億円。

16年3月期の連結販売台数は前期比1%減の890万台の見通し。今秋にはハイブリッド車(HV)「プリウス」の全面改良を予定しているものの、日本市場での販売低迷が続くことやアジアや欧州、新興市場での販売台数の減少を織り込んだ。ダイハツ工業(7262)や日野自動車(7205)を加えたグループ販売台数は前期比ほぼ横ばいの1015万台を見込む。

豊田章男社長は同日の記者会見で16年3月期を「持続成長の足がかりか、後戻りするのかの分岐点にある。意志ある投資を行いいいクルマ作りのための生産現場の改善を進める」と話した。

併せて発表した15年3月期の連結決算は純利益が前の期比19%増の2兆1733億円だった。為替の円安などが業績の押し上げ要因となった。売上高は6%増の27兆2345億円、営業利益は20%増の2兆7505億円だった。年間配当は前の期比35円多い200円。株主配分を強化するために3000億円を上限とする自社株買いも実施すると発表した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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