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大成建設は8日、2020年3月期の連結純利益が前期比3%減の1090億円になりそうだと発表した。9%減の1030億円を見込んでいた従来見通しから上方修正した。土木工事などの採算改善で19年4~9月期の業績が想定より上振れたため、通期見通しを引き上げた。
売上高は5%増の1兆7400億円とする従来予想を据え置いた。一方、営業利益は微減の1530億円と従来予想(3%減の1480億円)から50億円引き上げた。
同時に発表した19年4~9月期の連結決算は、売上高が前年同期比9%増の7664億円、営業利益が25%増の598億円、純利益が27%増の448億円だった。単体の完成工事利益率は12.1%と、当初想定の11.1%から上振れた。建築事業の利益率は予想に比べて小幅な上振れとなった一方、土木事業の採算が上昇して利益率の改善につながった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕