丸紅の18年3月期、純利益2112億円 4期ぶり最高更新 エネルギー・金属が好調
丸紅が8日発表した2018年3月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前の期比36%増の2112億円だった。市場予想の平均であるQUICKコンセンサスの純利益2037億円(3月14日時点、9社)を上回り、14年3月期(2109億円)を超える4期ぶりの最高益となった。石炭や銅価格の上昇などでエネルギー・金属部門が好調だったほか、米減税の影響などがあった生活産業部門や素材部門も利益を押し上げた。
併せて年間配当も従来予想の29円から2円積み増し、前の期比8円増の31円とすると発表した。売上高にあたる収益は6%増の7兆5403億円だった。生活産業部門を中心に伸びた。
同日、都内で会見した国分文也社長は「(現在進行中の)中計を前倒しで達成できるなど、順調な決算だと考えている」と述べた。
併せて発表した19年3月期の連結純利益予想は、前期比9%増の2300億円と2期連続の最高益を見込む。QUICKコンセンサスの純利益2183億円(3月14日時点、9社)を上回る。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕