2018年11月21日(水)

FRB、政策金利を据え置き FOMC声明「米経済、力強く成長」 次回で利上げへ

国際・アジア
2018/11/9 4:03
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【NQNニューヨーク=戸部実華】米連邦準備理事会(FRB)は8日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利のフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を年2.00~2.25%で据え置いた。据え置きは2会合ぶり。声明では「(米国の)労働市場は引き続き力強さを増し、経済活動は強いペースで成長している」との表現を維持した。次回12月の会合では今年4回目となる利上げを決める公算が大きい。

賃金上昇や減税効果を支えに、個人消費の強さが米経済をけん引している。2018年7~9月期の米実質国内総生産(GDP)は前期比年率3.5%増と高い伸びだった。物価は政策目標である2%に到達している。声明では「(政策金利の)一段の緩やかな引き上げは、経済活動の持続的な拡大、労働市場の力強さ、中期的に委員会が目指す(上振れ、下振れを含めた)対称的な2%の物価上昇率という目標と調和している」との表現を変えず、次回12月会合での利上げを示唆した。

半面、経済が減速に向かう兆候も出ている。GDP統計で7~9月期の設備投資は0.8%増と8.7%増だった4~6月期から急減速した。FOMCの声明でも「企業の設備投資は年前半の高い成長に比べ穏やかになっている」と指摘した。景気減速がより鮮明になれば、FRBが「3回」としている来年の利上げペースが鈍化する可能性もある。

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