大塚HDの今期、純利益52%増に上方修正 主力薬の販売好調
大塚ホールディングスは8日、2019年12月期(今期)の連結純利益(国際会計基準)が前期比52%増の1250億円になりそうだと発表した。従来予想の33%増の1100億円から150億円引き上げた。腎不全の原因となる遺伝性疾患の治療薬「ジンアーク」など、自社開発の主力4製品が収益をけん引する。
売上高にあたる売上収益は8%増の1兆4000億円を見込む。従来予想から100億円上方修正した。販売増に加え、研究開発費が計画より減り、営業利益は61%増の1740億円となる。
同日記者会見した樋口達夫社長は「(過去に)投資してきたものを反映するかたちで上方修正となった」と説明した。
同時に発表した19年1~6月期の連結決算は、売上収益が前年同期比9%増の6711億円、純利益は5%増の677億円だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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