2019年6月18日(火)

10月の経常収支、1兆7199億円の黒字 07年以来9年ぶり高水準

2016/12/8 9:51
保存
共有
印刷
その他

財務省が8日発表した10月の国際収支状況(速報)によると、海外との総合的な取引状況を示す経常収支は1兆7199億円の黒字だった。前年同月に比べて3181億円黒字幅が拡大した。黒字は28カ月連続。10月としては2007年(2兆1630億円)以来9年ぶりの黒字額となった。原油安や円高を背景に貿易収支の黒字幅が拡大したほか、サービス収支の赤字幅も縮小した。

貿易収支は5876億円の黒字(前年同期は2051億円の黒字)だった。原油や液化天然ガス(LNG)など燃料価格の下落で輸入額が5兆1604億円と15.9%減少した。円高で外貨建ての輸入額が目減りしたことも影響した。自動車や鉄鋼が振るわず、輸出も5兆7479億円と9.4%減少したが輸入の落ち込みの方が大きかった。

サービス収支は1719億円の赤字(前年同期は3832億円の赤字)だった。比較可能な1985年以降の10月として過去最小の赤字額となった。知的財産権などの使用料の支払いが昨年に比べて減少した。訪日外国人の増加を背景に旅行収支の黒字額は1138億円と10月として過去最大となった。

第1次所得収支は1兆4696億円の黒字だった。円高で証券投資などの収益が目減りし、前年同月(1兆7251億円)から黒字幅を縮小した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報