/

2018年の経常黒字、前年比13%減 貿易黒字が縮小

財務省が8日発表した2018年の国際収支状況(速報)によると、海外とのモノやサービスなどの取引を表す経常収支は19兆932億円の黒字だった。黒字額は前年に比べて13.0%減少した。輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支の黒字額縮小が響いた。

貿易収支は1兆1877億円の黒字だった。黒字額は前年比76.0%減少した。原油高を背景に原粗油や液化天然ガス(LNG)の輸入が増加し、輸入全体で10.6%増えた。自動車や原動機がけん引し、輸出も全体で5.1%伸びたが、輸入の増加が上回った。

企業の海外からの配当金や投資収益にあたる第1次所得収支は20兆8102億円の黒字だった。黒字額は15年に次ぐ過去2番目の高水準だった。海外子会社から受け取る配当金と再投資収益がけん引し、直接投資収益が過去最高となった。

輸送や旅行、金融といったサービス取引の収支を示すサービス収支は8986億円の赤字となり、前年(7257億円の赤字)から赤字額が拡大した。輸送収支の赤字幅拡大が響いた。一方、訪日外国人の増加を背景に旅行収支は2兆3139億円の黒字と過去最大の黒字を記録した。

同時に発表した18年12月の国際収支状況(速報)によると、経常収支は4528億円の黒字だった。黒字は54カ月連続だが、黒字額は前年同月比43.1%減少した。

貿易収支は2162億円の黒字で、黒字額は58.8%減少した。アジア向けの輸出額が減速するなど輸出が全体で2.8%減少し、輸入は1.6%増加した。

第1次所得収支は4049億円の黒字と、黒字額は34.7%減少した。サービス収支は1142億円の赤字と比較可能な96年以降で最小の赤字だった。旅行収支は2038億円の黒字で、同月として過去最大だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

春割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で申し込むログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で申し込むログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で申し込むログイン