5月の経常黒字、1兆8091億円 円高で22カ月ぶりに前年比縮小

2016/7/8 10:04
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財務省が8日発表した5月の国際収支状況(速報)によると、海外との総合的な取引状況を示す経常収支は1兆8091億円の黒字だった。黒字は23カ月連続だが、前年同月(1兆8536億円)に比べ黒字額は減った。円高で第1次所得収支の黒字幅が縮小したため。前年比での経常黒字額の減少は2014年7月以来22カ月ぶり。

貿易収支は399億円の黒字と前年同月(487億円の赤字)から黒字に転換した。原油や液化天然ガス(LNG)など燃料価格の下落で輸入額が5兆57億円と13.4%減少した。鉄鋼や電子部品の価格低迷で輸出額も5兆456億円と11.9%減少したが、輸入減少による影響が上回った。

サービス収支は1174億円の黒字と、前年同月に比べて黒字幅が305億円拡大した。訪日外国人の増加で旅行収支が1996年以降の5月として過去最大の黒字となったことが寄与した。

第1次所得収支は1兆8982億円の黒字と、前年同月に比べて1064億円黒字幅が縮小した。円高で企業が海外事業への投資で受け取る配当金や証券投資からの収益が目減りした。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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