2019年3月20日(水)

8月の街角景気、現状判断は4カ月ぶり悪化 大雨や台風が影響

2014/9/8付
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内閣府が8日発表した8月の景気ウオッチャー調査(街角景気)によると、足元の景気実感を示す現状判断指数は前月比3.9ポイント低下の47.4と4カ月ぶりに悪化した。消費増税による駆け込み需要の反動減は和らぎつつあるものの、大雨による広島市北部での大規模土砂災害や大型の台風など、天候不順が続いたことが影響した。

「雨が続き夏とは呼べないような天気で、通常は夏の売上高が一番高いが、前年比1割減で販売量が推移している」(九州のコンビニ)、「台風の影響を受けて直前でのキャンセルが発生し、客室稼働率は前年実績を下回る見込みだ」(沖縄の観光型ホテル)などの指摘があった。

ただ、駆け込み需要の反動減については「消費増税の影響が大きかった時計の売れ行きが回復傾向にあるなど、全体の販売量はほぼ前年並みに戻っている」(近畿の百貨店)といった前向きな声も聞かれた。

内閣府は街角景気の基調判断を前月の「緩やかな回復基調が続いており、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動減の影響も薄れつつある」に据え置いた。そのうえで「天候要因の影響がみられる」との表現を加え、先行きは「燃料価格の上昇への懸念などがみられる」と指摘した。

一方、2~3カ月後の景気を占う先行き判断指数は前月比1.1ポイント低下の50.4と、3カ月連続で悪化した。駆け込み需要の反動が薄らぐことに期待が集まる半面、燃料価格の上昇が懸念されるためだ。「燃料価格の高値状態が続き、経営は非常に苦しい。燃料価格の上昇は先行きの不安材料だ」(南関東の輸送業)などと、先行きを懸念するコメントが並んだ。

調査は景気に敏感な小売業など2050人が対象で、有効回答率は90.7%。3カ月前と比べた現状や2~3カ月後の予想を「良い」から「悪い」まで5段階で評価して指数化する。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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