2019年3月26日(火)

経常収支、5月は1兆8809億円の黒字 5月として8年ぶり高水準

2015/7/8付
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財務省が8日発表した5月の国際収支状況(速報)によると、モノやサービスなど海外との総合的な取引状況を表す経常収支は1兆8809億円の黒字だった。黒字は11カ月連続で、前年同月の5129億円の黒字から大幅に改善した。5月としては、2007年以来8年ぶりの高水準だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値(1兆5500億円程度の黒字)も上回った。

企業が海外子会社から受け取る配当金収入などにあたる第1次所得収支が5月として過去最大を記録した。原油価格が下落し、輸入額が大幅に減少した。旅行や輸送などのサービス収支が3月に次いで2度目の黒字になった。サービス収支のうち、旅行収支が単月で過去2番目の黒字幅だったほか、知的財産権など使用料の黒字額も過去最高だった。

5月の貿易収支は473億円の赤字だった。前年同月の6987億円の赤字からは大幅に改善した。中国の景気減速を背景に、輸出額が5兆7072億円と、前年同月と比べ79億円(0.1%)減った。一方、輸入額は5兆7545億円と、6593億円(10.3%)減った。原油や天然ガスなどの資源価格の低下が主因だ。

第1次所得収支は2兆130億円の黒字と、5541億円増えた。5月としての黒字額は比較可能な1985年1月以降で最大だった。配当金収益や債券利子が拡大した。

サービス収支は1037億円の黒字だった。サービス収支のうち、旅行収支は1031億円の黒字だった。単月として96年1月以降で最高となった4月に次ぐ黒字幅を記録した。円安を背景に訪日外国人客数が増えている。自動車関連のロイヤルティーの受取額が増えたこともサービス収支の黒字に寄与した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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